脂肪由来幹細胞を用いる再生医療

脂肪由来幹細胞(Adipose derived stem cell:ASC)は脂肪組織中に含まれる体性幹細胞です。ASCは高い分化能を有し、様々な治療分野での利用が研究されています。脂肪組織中に大量に存在することから、成人の間葉系幹細胞源として期待されている細胞です。

当社ではASCを用いて体の軟部組織を増大させる再生医療技術(CAL組織増大術)を東京大学医学部形成外科学教室と共同で開発し、特許を取得しました。(特許第 4749331 号)

4週間の脂肪の移植片4週間の脂肪の移植片4週間の脂肪の移植片
グラフ

A
写真はヒト吸引脂肪を免疫不全マウスに移植し、4週間後に採取した状態です。右が脂肪前駆細胞を混合移植した(CAL)脂肪、左が脂肪前駆細胞を含まない(non-CAL)脂肪です。

B
CALを行った脂肪とnon-CALの脂肪の体積を移植4週間後に採取し計測すると、CALを行った脂肪がnon-CALよりも体積が大きい事が分かりました。

このCAL組織増大術を当社が運営するセルポートクリニック横浜で、乳がん術後の乳房再建や、顔面変性疾患の再建治療として提供しています。一つの治療方法の中には、脂肪組織からASCを取り出す技術、移植用の特殊な注射器、手術室と一体化した細胞処理室など、いくつもの技術が含まれています。

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